カランメソッドとREMSの違いをお探しですか?
どちらも英語脳を鍛えるメソッドで、効果的に英語力を向上させることができます。似ているようで違う部分もあり、どちらを選択するか非常に迷うところです。
似てそうだけど、どっちがいいのかな?
実は両方のカリキュラムを受けてみました!
その結果、どちらもメリット・デメリットがあることがわかりましたが、同時に自分に合った方を選ぶことが重要だと感じました。
そこでこの記事では、私の体験談や事例を交えながら、カランメソッドとREMSの違いや効果について詳しく紹介していきます。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- カランメソッドとREMSの歴史や特徴
- カランメソッドとREMSのレッスン内容や流れ
- カランメソッドとREMSの効果やメリット
- カランメソッドとREMSの違いや比較
- カランメソッドとREMSのどちらを選ぶべきか
Contents
はじめに
カランメソッドは50年以上の歴史がある英語学習法で、講師の高速な質問にすばやく回答することで、反射的に英語を話せるようになります。REMSはQQEnglishが独自に開発したメソッドで、講師の言った英文を復唱したり組み替えたりすることで、英文を自動的に構築できるようになります。
カランメソッドとREMSのどちらを選ぶべきか見極めるために考えるポイントは下記の3つです。
❶英語学習の目的❷あなたの英語のレベル❸あなたの好み
次で詳しく解説します。
カランメソッドとREMSあなたに合ったメソッドを見極める3つのポイント
カランメソッドとREMSは、どちらも英語脳を鍛えるメソッドですが、違いもあります。
あなたの英語学習の目的や英語のレベル、あなたの好みに合わせてどちらを選ぶべきかかを考えるポイントをお伝えします。
ポイント1:英語学習の目的
あなたが英語学習で何を目指しているかによって、カランメソッドとREMSのどちらが向いているかが変わります。
英会話でスムーズに話せるようになりたいなら、カランメソッドがおすすめです。カランメソッドは反応力や瞬発力を鍛える効果があります。質問にすばやく答えるトレーニングをすることで、英会話で返答に困ることが少なくなります 。
英作文や英語試験で高得点を取りたいなら、REMSがおすすめです。REMSは英文作成力や思考力を鍛える効果があります。英文の構造やパターンを覚えるトレーニングをすることで、英作文や英語試験で正しい文章を書くことができます 。
ポイント2:あなたの英語レベル
あなたの英語のレベルによっても、カランメソッドとREMSのどちらが向いているかが変わります。なお、両方とも超初級者にはおすすめできません。
初中級者なら、REMSがおすすめです。REMSは中級者でも受講できるように配慮されています。講師の話すスピードや生徒の返答スピードが遅めなので、ついていきやすいです。また、テキスト料金がかからないので、費用面でも安心です 。
上級者なら、カランメソッドがおすすめです。講師の話すスピードや生徒の返答スピードが速いので、英語力を伸ばすことができます。また、テキスト料金はかかりますが、その分内容が充実しています 。
ポイント3:あなたの好み
あなたの好みや性格によっても、カランメソッドとREMSのどちらが向いているかが変わります。
考える時間が欲しいなら、REMSがおすすめです。REMSは考える時間があります。講師は生徒のペースに合わせて話します。また、短縮形を使わなくてもOKです。
テンポの速いレッスンが好きなら、カランメソッドがおすすめです。カランメソッドはテンポの速いレッスンです。講師とのキャッチボールが楽しいです。また、短縮形を使うことで、より自然な英語を身につけることができます 。
以上がカランメソッドとREMSのどちらを選ぶべきかについてのアドバイスです。自分の目的やレベル、好みに合わせてどちらを選ぶかを考えるポイントをお伝えしました。
カランメソッドとは?
カランメソッドは、1959年に英国人教師ロビン・カラン氏が開発した学習法です。彼は自分の生徒たちが英語を話せるようになるためにはどうすればいいかを考えました。他の学習法と比べて1/4の学習時間でケンブリッジ英語検定試験に合格できることが実証されており、「4倍速で英語が習得できるメソッド」とも言われています。
そして、以下の3つの原則に基づいてカランメソッドを作り上げました。
●英語を英語で教える(ダイレクトメソッド)
●講師の質問にすばやく回答する(反射的発話)
●正しい発音や文法を反復練習する(音声主体)
これらの原則は、英語を母国語として話す人が自然に身につけた言語能力を模倣することをねらいとしています。つまり、カランメソッドは日本語に翻訳せずに直接英語で意味を理解し、反射的に英語で返答できる「英語脳」を鍛えるメソッドなのです。
カランメソッドのレッスンについて
次に、カランメソッドのレッスン内容や流れについて紹介します。カランメソッドのレッスンは、講師と生徒が1対1で行います。レッスンでは、講師が高速で質問を投げかけ、生徒が完全な文で回答するという流れを繰り返します。講師は生徒の回答を待たずに質問を続けるので、生徒は考える時間がほとんどありません。また、講師は生徒の発音や文法に間違いがあればすぐに指摘し、正しい形で繰り返させます。
カランメソッドのレッスンは、テキストに沿って進められます。正直、テキスト代がかかるところがデメリットだと思います。テキストには様々なトピックやシチュエーションがあり、それぞれに質問と回答のペアが用意されています。生徒はテキストを見ずに、講師にリードされながら会話を繰り広げていきます。最後に、カランメソッドの効果やメリットについて挙げます。カランメソッドを受けることで、以下のような効果やメリットが得られます。
◎正しい文法や語彙が身につく
◎英語を話すことに慣れる
◎英語を聞くことに慣れる
◎英語を話すことに自信がつく
私もカランメソッドを受けてみましたが、これらの効果やメリットを実感しました。特に印象的だったのは、英語を話すことに自信がついたことです。カランメソッドでは、講師の質問にすばやく回答することで、英語を話すことに恥ずかしさがなくなりました。また、イギリス英語を話せるようになったことで、イギリス人の真似ができるようになり、英語を話すことがもっと楽しくなりました。
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では、カランメソッドは万能なのでしょうか?実はそうではありません。カランメソッドは効率的な学習法とは言われていますが、巷の評判としてもリスニングが伸びたとは聞くのですが、会話力が伸びたというのをみかけません。
そのため、私はREMSを選びました。REMSはカランメソッドと同じく英語脳を鍛えるメソッドですが、カランメソッドとは異なる特徴や効果があります。次の項では、REMSの開発経緯や意味、レッスン内容や流れ、効果やメリットについて詳しく紹介していきます。
REMSとは
R.E.M.Sという新しい学習メソッドは2019年にQQEnglishで発表されました。このメソッドはQQEnglishのCEOも自らが生徒として教材作りに参加されたとのこと。R.E.M.Sとは「反復は学習の母である」という言葉に由来し、英作文を反射的にできるようになるメソッドです。講師の言った正しい文章を反復しながら文章を作っていくことと、自分でセンテンスを作っていくことで、スピーキング力を効果的に高めます。
このメソッドの基礎には「ダイレクトメソッド」と「オーディオ・リンガル・メソッド」という教育法があります。
「ダイレクトメソッド」は英語を英語で学ぶことで、「英語脳」を作り出します。
「オーディオ・リンガル・メソッド」は音声中心で、正しいモデルを模倣して反復練習することで言語体系を習慣化し、日本語のように英語を自然に使えるようにすることを目指すものです。
レッスンの一連の流れは下記の通りです。
1. Substitution Drill(文章の一部を変更するドリル)
2. Sentence Expansion Drill(文章に単語を付け足していくドリル)
3. Other Sentences Drill(文を変形させたり、ミックスさせるドリル)
4. Free Exercise(生徒が答えを考える質問)
5. Pronunciation-related(発音関連)
これらのアクションを繰り返すことで、英文の構造やパターンを自然に覚え、自分で英文を作る力が身につきます。
最後に、REMSの効果やメリットについて挙げます。REMSを受けることで、以下のような効果やメリットが得られます。
◎英文を自動的に構築する能力が向上する
◎リスニング力や英作文力が向上する
◎英語の表現力や語彙力が向上する
◎英語を理解することに慣れる
◎英語を使うことに楽しさを感じる
私もREMSを受けてみましたが、これらの効果やメリットを実感しました。特に印象的だったのは、英文を構築する能力が向上したことです。REMSでは、講師の言った英文を復唱したり組み替えたりすることで、英文の構造やパターンを自然に覚えました。また、自分で考えた英文で返答することで、英語の表現力や語彙力も向上しました。
デメリットとしては、カランのようにジェスチャーやペンやノートなどのものを使ってくれるわけではないところです。
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では、カランメソッドとREMSはどちらが優れているのでしょうか?実はそうではありません。カランメソッドとREMSはそれぞれに特徴や効果がありますが、同時に違いもあります。その違いを知らないままに選んでしまうと、あなたの目的やレベルに合わない可能性があります。次の項では、カランメソッドとREMSの違いや比較について詳しく紹介していきます。それぞれのカリキュラムの違いを理解することで、あなたがどちらを選ぶべきか判断する手助けになるでしょう。
カランとREMSの違い
カランメソッドとREMSは、どちらも英語脳を鍛えるメソッドですが、同時に違いもあります。その違いを知らないままに選んでしまうと、あなたの目的やレベルに合わない可能性があります。例えば、カランメソッドはスピード感が重要ですが、REMSは思考力が求められます。また、カランメソッドはテキスト料金がかかりますが、REMSはテキストが無料です。このように、カランメソッドとREMSはそれぞれに特徴や効果がありますが、同時にメリットやデメリットもあります。
[この項では、カランメソッドとREMSの違いや比較について詳しく紹介していきます。それぞれのメソッドの特徴や効果を理解することで、あなたがどちらを選ぶべきか判断する手助けになれば幸いです。
さまざまな観点からカランメソッドとREMSを比較する表を作成しました。以下がその表です。
評価軸 | カランメソッド | REMS |
---|---|---|
主なレッスン内容 | ・講師の問いかけに即座に答える ・講師の導きに従って話す | ・聞いた英文をそのまま繰り返す ・英文のパターンを変える |
特に効果がある分野 | 反応力 | 英文作成力 |
教授法 | ダイレクトメソッド | ・ダイレクトメソッド ・オーディオリンガルメソッド |
対応レベル | 初級~上級 | 初級~上級 |
講師の話すスピード | 早い | 普通~ゆっくり(講師による) |
生徒に求められる返答スピード | 早い | 自分のペースでOK |
生徒のミスの指摘・訂正 | 細かく指摘 | 細かく指摘 |
レッスン中の質問 | NG | OK |
短縮形の使用 | 必須 | 短縮形を使わなくてもOK |
テキスト料金 | 有料(1冊1,760円~) | 無料 |
開発者 | 英国人教師ロビン・カラン氏 | QQ English ・オックスフォード大言語学博士 |
受講可能なオンライン英会話 | QQ English ネイティブキャンプ 新・お茶の水留学 | QQ English |
スピード感
カランメソッドでは、講師が高速で質問を投げかけ、生徒がすばやく回答するという流れを繰り返します。講師は生徒の回答を待たずに誘導し始めるため、考える時間はほとんどありません。これは英語を反射的に話せるようになるためのトレーニングですが、初心者や緊張しやすい人には難しいかもしれません
一方、REMSでは、生徒が間違えたり助けが必要なときだけ講師の誘導が入ります。講師は生徒のペースに合わせて話すため、考える時間があります。これは英語を理解して話せるようになるためのトレーニングですが、スピード感に欠けるかもしれません。
ドリルのバリエーション
カランメソッドでは、「講師の質問に完全な文で答える」というドリルを反復します。これは英語の瞬発力を鍛える効果がありますが、単調に感じることもあります。
一方、REMSでは、質問に答える以外にもいろいろなドリルを行います。例えば、「聞き取った英文の復唱」「英文の組み替え」「自分でセンテンスを作る」などです。これは英文の構造やパターンを覚える効果がありますが、難易度が高いこともあります。
テキスト料金
カランメソッドでは、テキスト料金がかかります。テキストは12冊あり、1冊あたり1,760円~です。全て揃えると21,600円になります。
一方、REMSでは、テキスト料金がかかりません。時折イラストをみせてくれる講師もいますが、ほぼほぼ想像力でシーンを思い描く必要があります。
以上がカランメソッドとREMSの違いや比較です。どちらのメソッドも英語脳を鍛える効果がありますが、スピード感やドリルのバリエーションやテキスト料金などに違いがあります。では、カランメソッドとREMS、どちらを選ぶべきでしょうか?それはあなたの目的やレベルや好みによって変わります。次の項では、自分に合ったメソッドを選ぶためのアドバイスをしていきます。
おわりに
この記事では、カランメソッドとREMSという2つの英語学習メソッドについて詳しくご紹介しました。 どちらも英語脳を鍛える効果的なメソッドですが、特徴や効果、向き不向きが異なります。 あなたは自分に合ったメソッドを見つけることができましたか?
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